Laura-Pausini-db01
Amoral / Fallen Leaves & Dead Sparrows (2014)

フィンランド産テクニカルデス/パワーメタルバンドによる、6thフルレングスアルバム。
Imperial Cassetteと言う所謂自主レーベルよりリリースされた。
Jhon Dyer Baizley氏を匂わせるアートワークだけど彼とは無関係。

Ari Koivunenなるアイドル発掘番組で優勝した経歴を持つ男性をボーカルに擁するこのバンド、
彼のボーカルが放つショタ的な雰囲気には、エロスを感じずにはいられない。

彼の加入以前は、メロデスやデスラッシュ、テクニカルデスと言ったような手数の多くアグレッシブな音楽性でやっていたのだが、
加入以降は一気に彼の中性的なハイトーンボイスをフィーチャーしたパワーメタルな偏向に舵を切り、地元ファンの顰蹙を買っている彼ら、
其処から何があったのかは知らんが本作ではプログレメタルをやっている、また初期の研磨性も回帰してきた印象を受けた。
これは少し進化したと言っていいのではないだろうか。

全体的に散漫な雰囲気がある為、化けたと言う程では無いが、それは敢えて他の実力の在るプログレッシブメタルバンドから一歩下がってついて行くようなクオリティで、
意図的にAri Koivunenを立たせていると言う解釈をすれば、徐々に中々に、良いと思えてくる。

しかしながらアルバム全体を通しての一貫性は希薄で、Eric Clapton的なフレーズやThe Fall of Every Seasonみたいな展開が所々混じってくるのは、
バンドのオリジナリティを見たときにどうしてもマイナスになってしまう。

やはり数回聴いて行くうちに彼のボーカルが放つショタ的な雰囲気にエロスを感じずにはいられなくなってくると言うのが、
このバンドには今一番特筆すべき点であり、そしてそれこそが超個人的な本作の売りになるのだろう。
バンドの今までの流れから見ると、何だかんだ巻き返してきており、本作は結構良い部類に成るのだろうとは思うが。

花のように無垢な音の調べと、切々な音の運びが織り成す、精神のコントラスト。そんな趣きが心に残る一枚。
タイトル通りかはわからない。

以下は曲目、

1. On the Other Side Pt. I  07:14
2. No Familiar Faces  04:07
3. Prolong a Stay  07:39
4. Blueprints  04:20
5. If not Here, Where?  09:15
6. The Storm Arrives  06:25
7. See This Through  06:39
8. On The Other Side Pt. II  09:14

Total  54:53