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White Suns / Totem (2014)

USはニューヨーク州ブルックリンのノイズエクスペリメンタルバンドによる、3rdフルレングスアルバム。
Flenser Recordsからのリリース。

Martin Bisiによりレコーディングされた本作、
地下コンクリートと赤く透けたような気取った酒の似合う本作、
それは聴きどころの良く分からないノイズだが、
何処か知的な雰囲気を携えたバンドアンサンブルとして聴くことができる。

全体を通してフリージャズの素養や、カオティックな雰囲気も多分に感じられるが、
暗く混沌として悶悶としたダークアンビエントノイズの趣向が強い。

感覚としては、Lightning BoltにYellow Swansを足したような、表現の自由極まりない音像か、
音の暗黒面で期待の新人であるMurmurにも近しい音像に思う。
Lightning BoltやYellow Swansについては私のノイズについての造詣が浅い為、
Murmurについてはボーカルの声質と内省的で暗い雰囲気が似ている為、

口から出てきたのだろう。

そのままエクトプラズムなジャケットだが、
構成としても、体内のエクトプラズムによる外の世界への憧憬みたいな、
そんな心情を微細に描く構築美が感じられる。

この感じは、瀬名秀明氏の名著であるパラサイトイヴでの、ミトコンドリア嬢の思惑と近いかもしれない。

そして、今出るとこ!みたいな瞬間の音には、今までの内省的な性質の音像からの豹変とも言うべき怪奇な轟音で、
緊張感に飲まれてしまう程慄然とするのだ・・・・・!(♯6の話。)

兎に角にも怪奇的な雰囲気が味わいたいのなら、本作は、めちゃお勧めである。

エクトプラズムをその場で見ているかのような、ホラー&エクスペリエンスな趣きに浸れ、お部屋の雰囲気が変わります。

曲目は、

1. Priest in the Laboratory  05:54  
2. Prostrate  01:50  
3. Cathexis  03:54  
4. Fossil Record  05:16  
5. Clairvoyant  05:24  
6. Disjecta Membra  03:01  
7. World Lock  05:04
8. Line of Smoke  03:18  
9. Carrion  07:07 

Total  41:08