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Casualties of Cool / Casualties of Cool (2014)

Devin Townsend氏と、そのDevin Townsend Projectの「ki」に参加していたChé Aimee Dorval女史による、アトモスフェリックカントリーアンビエント作品。
Devin Townsend Projectのサイドプロジェクトで、最近発表したZ2やらその他の作品を作る傍らで夜中にこっそり作ってた趣味的な作品だ。

2枚組となっており、大地讃頌的な神秘性と、幽玄で霊的な夢想の精神世界とを、共にカントリーミュージックの調べに乗せ醸し出している。
どちらも確実にカントリーミュージックだが、何処かフォーマルに締まっており、カントリーの持つ朗らかさは薄め、カントリーベースのアンビエントミュージックとして聴くことができる。
なお2枚目については、そのカントリーさに何処か精神の深い位置で微睡んでいるような雰囲気も持ち合わせている。

また、曲によってはコンテンポラリーフォークであったりPink Floyd的な先進性やU2的な悠久の大地を思わせるサウンドスケープも展開しており、控えめなアプローチをしてくる中にも彼らの音楽志向が窺えると言った面での良さが在る。
控えめなアプローチと言うのも、「夜中に本を読みながら聴いていたい」とか、それくらいのアプローチをしてくる音楽であり、非常に空気的、耳に優しい感触を残しては、消え去る。無論、彼の作ったアルバムである以上はよく作り込まれており、聴けばそれなりの感動をもたらしてくれるのだが。
それこそDevin Townsend自身がこのアルバムについて語った、霊にとりつかれたJohnny Cashのような音楽というのが、私の中でしっくりきた為それで完結してしまった。

と言うことで、カントリーミュージックが好きな方に、それをベースにしたアンビエントミュージックとしてゆったりと聴き通せるように仕上がっているので、シャレオツなカントリーデュオフォークデュオとしてもアンビエントなBGMとしても非常にお勧めな一枚である。

曲目は、

[Disc 1] 

1. Daddy  05:11 
2. Mountaintop  05:33
3. Flight  05:32
4. The Code  04:41
5. Moon  06:28
6. Pier  03:39 
7. Ether  04:50 
8. Hejda  03:40  
9. Forgive Me  06:00
10. Broken  01:59 
11. Bones  03:39 
12. Deathscope  06:13
13. The Field  04:01
14. The Bridge  08:13 
15. Pure  04:08   instrumental 
 
Total  01:13:47  

[Disc 2]

1. Ghost Wives  05:03
2. Drained  04:27
3. Dig for Gold  04:40
4. Dead Eyes  05:52   
5. Drench  06:23
6. Mend  03:53   instrumental
7. Where You've Been  04:51 
8. Gone Is Gone   04:12   
9. Fight   06:48   
10. Glass World   02:35 
11. Aquarius   05:10 
12. Perspective   07:11   
13. Moonshine   03:48    

Total  01:04:53