J4mb
Serdce / Timelessness (2014)

ベラルーシ共和国産プログレッシブデスメタルバンドによる、4thフルレングスアルバム。
フィンランドはヘルシンキのBlood Musicよりリリースされた。

Alex Kharevich  Bass 
Andrew D. Dybal  Drums, Percussion 
Oleg Kreslavskij  Keyboards, Programming 
Nik Goroshko  Vocals, Guitars
から成る4人組だ。

Bandcampにてname your price の模様だが、知らずにAmazonで買いました。
殊更に関係ないが、Thouの新譜も、そのパターンで買ってしまっている(吹飯物)
関係ないけどベラルーシ共和国は、東ヨーロッパ(東欧)に位置する共和制国家で、東にロシア、南にウクライナ、西にポーランド、北西にリトアニア、ラトビアと国境を接する、共和制国家です。

本作は、Dream TheaterとCynicの劇場に、SadistやAtheistやらMartyr等で聴けるテクニカルデスの煽情性と、唐突で奇怪なアプローチの諸々達が登場する、プログレテクニカルメタルの波状攻撃により時空を超えるSF摩訶不思議アドベンチャー作品であり、その構築力による全体の展開美が、シネマティックな趣きを醸し出す良作である。

なんと言ってもキーボディストの技量が半端なものではない、SF摩訶不思議アドベンチャーのチャプター作りに徹底している風だが、よく聴けば優麗で美麗で時に奇怪で、特に♯2の序盤や♯7等には、SadistのTribeら辺を彷彿とさせる奇怪さが在る。また、Dream Theaterのようなアトモスフィアや、シアトリカルな旋律で耳を惹きつける部分も大いにあり、総じて何方も大変素晴らしい。
そして、ギタリストの技量も、半端なものではないし、ベーシストの技量もドラマーの技量も、半端なものではない。だが、技量については前述したようなバンド群の素養
(Dream Theater/Cynic/Sadist/Atheist/Martyr/その他)で構成されている為、他について書くのは、くどいので控えるものの、その濃密さと引き出しの多さには、圧倒されるばかりで、また、これらの素養が集まって微妙な音になる筈がなく、ぶっ飛んだ展開力と煽情感と濃密さを、どれも皆シリアスに演出しているように思う。

因みにボーカルは、デスボイスとクリーンボイスを使い分けるタイプで、デスボイスは強みがない分でのインスト面の強化とも言える、申し訳程度のデス声だ。それが結構クセに成ったりするので、決して不味い部分ではなく、クリーンボイスにはKatatoniaやGhost Brigadeみたいな切迫する良さもあり、何方もチャプターの重要な部分を担っている。

全体としては、一曲ごとにSF摩訶不思議アドベンチャーのチャプターが切り替わっていくような、チャンネルが変わるような、遊星からの物体Xからの、機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYからの、機動戦士ガンダムF91からの、機動戦士ガンダム逆襲のシャアのようにチャンネルが変わるような、
プログレテクニカルメタルの応酬もとい波状攻撃により時空を超えるSF摩訶不思議アドベンチャー作品と成っているので、
その手の技巧系音楽が好きな方なら迷わずname your priceか若しくはamazonで2000円前後でポチるべき・・・。
所感では、濃密で変態技巧だがその一点に嵌り過ぎていない清潔感も在り、先で述べたチャンネルが切り替わるようなという程全体での一貫性が無いわけではないので、結果としてスッと聴きやすく、良い。

以下は曲目、

1. Into Shambhala  03:33   
2. Samadhi  06:42   
3. Omens  09:06   
4. Last Faith  09:39   
5. Loss of Feelings or Feeling of Loss  06:52 
6. The Sixth Sense  06:39   
7. Unique Path  07:37   
8. Quasar  06:11   
9. Newborn  02:23   
10. Magic Rain  07:14   

Total  01:05:56  

7曲目はyoutubeにリンクしてあります。