405241
Castle / Under Siege (2014)

US産正統派/ドゥームメタルバンドによる、3rdフルレングスアルバム。
Prosthetic Recordsよりリリースされた。
ジャケットは前作と同様に、Grave MiasmaのOdori Sepulcrorumや、BehemothのThe Satanist等の作品で知られるDenis Forkas Kostromitin氏が手掛けている。

このバンドと今作の音楽性としては、女性ベースボーカルを擁するドゥーム然としたアナログ感のある正統派メタルであり、特筆すべきはギターワークで、前作よりも正統派ライクなリフが増え、ソロでもがんがんに目立っていて、つまるところでは、弾きまくっている。
それは♯1の初っ端から直ぐにお分かりいただけるだろう。

また、主観ではあるが、音がドゥームでもドゥーム的な展開自体は減っており、若干声質が灼けた今作のボーカルとのコンビネーションもあまり良くはない様に思う、
しかし、感じ方次第では、その主張と主張とがぶつかり合うこの緊張感が堪らないとも、捉えることが出来る。
この辺は完全に好みの問題だが、ドゥーム好きとしては前作のが良かったと思う次第だ。

時に、ドゥーム的な展開は減りとは言ったものの、♯4のボーカルワークでは、完全にSweet Leaf(Black Sabbath)から持ってきたような始まりなので、何だか何ともいえないが、
この何とも言えない音の感じが、ひょっとすると正統派とドゥームメタルの境界線であって、正統派とドゥームメタルの融合を、いと解りやすくその音で体現しているのかもしれない。
その成果としての、この3rdアルバムであり、まだまだ発展途上ながらに、バンドの今後に期待的な一枚に仕上がっていると言うことなのだろう。

私はこれを聴く前から既にこのバンドのファンであり、自分の中で良いバンドにしていたいと言う思いから本作をポジティブに捉えているが、
正直な所ドゥームとしては凡作で、正統派としては良作な具合で、結果としては、まあまあ楽しめる佳作なのではないだろうか。

同じアナログ感のある正統派メタルのChristian Mistressや、毛色が似ているHuntress、Black Moth、
また同じジャンルのDeath Penalty等のファンであれば、既に本作は知っているかもしれないが、取り敢えずその界隈の女性ボーカルもの好きには訴求する一枚だ。

以下は曲目、

1. Distant Attack  03:48 
2. Be My Ghost  04:06 
3. A Killing Pace  04:27
4. Pyramid Lake  04:18
5. Powersigns  03:54
6. Labyrinth of Death  04:30 
7. Temple of the Lost  04:46
8. Evil Ways  04:02

Total  33:51