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Nibiru / Padmalotus (2015)

イタリア産サイケ/ドローン/ドゥームメタルバンドの3rd。
ドゥーム系を幅広く取り扱うArgonauta Recordsからリリースされた。

Tronus Abyssと言うインダストリアルブラックメタルバンド。
そのバンドから脱退した三人の方々によって結成されたのが、本Nibiruである。

恐らくバンド名は、以下から取られているのではないだろうか。

二ビル。
小惑星帯や地球にまで迫る極端な楕円型の軌道を持つ、脅威の惑星ニビル。
3600年周期の楕円軌道で太陽をまわる惑星で、アヌンナキという知的生物が住むという惑星ニビルは、第5番惑星ティアマトに自らの衛星を衝突させ、ティアマトを崩壊させたとされる。
考古学者ゼカリア・シッチン (Zecharia Sitchin) らがバビロニア神話の遺跡の文言を解読して提唱した説である。
これは、ハインリッヒ・シュリーマンによって実在しないと考えられていたギリシア神話に登場するトロイア遺跡の発掘以降、
神話の出来事を実在したものと解釈する風潮がおき、その極論によって考え出されたものである。

上記はwikipediaであるのだが、やはりドゥーム系のバッキングにオカルティズムはよく馴染むのだろう。
また、そこにサイケ/ドローン/ドゥームメタル系の音像が相まったバンドとしては、Ufomammutが代表的と思う。
このバンドの音像においても、概ねそれの類型に値する密教的なものと断言できるのだが、
前身の初期はミスティックなブラックメタルであったり、最近の作品ではインダストリアルブラックながらポスト然とした音を嗜好していることもあり、ここでの音像の幅は広い。

端的に言えば、Ufomammutで聴ける長尺のポストドローン空間に、
Nachtmystium等でのサイケブラックの素養を挿入したような作風と言えば、わかり易いかもしれない。
#2でのゆったりと間を取ったサイケな始りからの慟哭感のある疾走は、その最たる例といえる。

ドローン空間の中では、King Crimsonのインプロビゼーション面を彷彿とさせる、星ひとつない敬虔な闇が広がる能動的な展開も聴けるのだが、
オカルティズムの密教性で頭イカれたか、やはり醜悪で蛮族的な音楽に仕上がっている。

曲目は、

1. Krim  12:09  
2. Ashmadaeva  12:48 
3. Trikona  13:06  
4. Khem  28:32   

Total  01:06:35  

#2はyoutubeにリンクしてあります。


Padmalotus | Nibiru