The-Mirror
私がこのブログを始めようと思い立ち、一年が経過しようとしている。
今回は節目ということで、ざっとこのブログについて記述しておきたい。

このブログを始める前は、GREEのコミュニティ機能で音楽紹介の真似事をやっていた。文字にすると笑えてくるが。
ただこのSNSと言うのは、どうしても人間の陰影が纏わり付いてしまい、そこで何を述べようが、その人格と意見の相対関係が猥雑に絡み合って行き、結果として客体性を得ない主体的であり独りよがりの器に支配されてしまう為に、ご閲覧の方に公正な印象を与えず説得力も低くなってしまうので、
今後、より幅広い方々の目に触れ、尚且つ書き手の存在自体に多少ミステリアスなムードを付加することのできると思しき転地を求めて、このブログを始めた。
今現在、こちらにも人間の陰影が散見できてしまうのは、やはり個人のブログ故に致し方ないと思うし、最近はそれも良いと思える自分が居るのでやはり致し方ない。

始めるに当たって、私のゲルマニウムという名前は、花村萬月著のゲルマニウムの夜から勝手に頂戴し、
このブログ名は、澁澤龍彦著の少女コレクション序説から勝手に頂戴している。
醜の美学に基づいて、反キリストを邁進するゲルマニウムの夜と、
著者の趣味的に配置されている、エロティシズムやロマンティシズム、或いはその倒錯への膨大な知識量が内包された少女コレクション序説は、
どちらも名著であるので、暇があれば是非ご一読下さい。

また、このブログがというよりかは、音楽について語らう私の精神性に最も影響を齎したのは、
勝手に書くが、旧Black-Metal-Wanderer殿である。
私はあの何か良い所を模索する姿勢が、そしてその勢いを崇拝している。
他にも好きなブログ様は幾つかあるのだが、やはり一番はここだ。
なお、このブログの、純文学への傾倒を意識した性質は、
私自身に学がない故に、レトリックへの憧憬が嵩じているところがある。
いまだうまくはできないのだが。

このブログが主に取り扱っている音楽としては、些か私の趣味的なものである。
主観的にレビュー記事を一瞥して、ヘビィメタルの様々な側面を覗ければ、好ましく、
客観的に初心者のような方がみても、その性格が投影されていると成れば、もっと好ましい。
その趣味的傾向の観念的理解を促すため、ここに個人的名曲を挙げさせて頂く。

Cryptopsy- Emaciate
Cultes Des Ghoules- Idylls of the Chosen Damned
Ghost- Body And Blood
Grave - Obscure Infinity
Indian - The Fate Before Fate
Pyrrhon - Invisible Injury
Nux Vomica- Reeling
Sadist- Desert Divinities
Angantyr- Edsvoren
Type O Negative- White Slavery
Prong - Snap Your Fingers, Snap Your Neck

個人ブログが原初的な同人理念に支配されるのは、所謂公的な活動が行われていないから、と言うのは言い訳でしかないのだが、
インタヴューして得た情報のみが真実であり、文字にした音は虚像だと言われても概ね間違いではない。
しかしそこを認めてしまうと、公的な場に掲載されている音楽批評というものも、虚像に違いなくなってくる。
そのへんは見る者の意識の違いなのだろうとあの時納得したのは、決意などでは無く諦観なのかもしれない。
それでもやっているのは阿呆だが、これは好き以外に他ならない。

とりあえずなにをいちばんいいたいかといえば、
わたし、とうきょうにいきます。2